理想の部活動ってなんだろう
こんにちは。てぃてぃてぃてぃーちゃーです。
自己紹介から期間が開いてしまいましたが許してください。大分気まぐれなので…
さて、先日Twitterを見ていたところ
「日本の部活動はおかしい」「教員の負担になってる部活動はなくなるべき」
というツイートを見つけました。
高校で部活を頑張っていた学生の自分からしたら、なんだそりゃ!という意見でしたが…
高校教員を経験した今、共感できる部分があるなあとしみじみ思います。
なので…今回は「部活動の役割」について少し書こうと思います。
僕なりに「部活動の役割」について考えてみます。
部活動の役割?活動するだけでしょ!と思う方もいるかもしれません。というか学生達はそう思っているかもしれませんね。
でも、教員視点で考えると少し違ってきます。
まず1つは「生徒指導のため」かなと思います。みなさんも経験あるかもしれませんが、
「教員は嫌い。でも部活の顧問の先生は信頼できる!だから顧問の先生の言うことは聞きます!」
こんな感じの生徒、周りにいませんか?
高校生になると、担任の先生より部活顧問と接する時間が長いことが多々あります。(特に運動部)
だから、部活顧問との信頼関係ができやすいんですね。
当然、生徒は信頼できる教員からの指導を優先して聞きますよね。生徒は素直なので、その辺はしょうがないかな、と僕は思います。
なので、生徒が問題を起こすと担任からの指導だけでなく、部活顧問からの指導もある事が多いです。
そんなことから部活の役割の1つは「生徒指導のため」かなと思います。
2つ目は「経済的に苦しい家庭の受け皿」とい役割です。
これが1番大きな役割かなと思います。例えば…
「地域のクラブチームに入りたいけど、入会金や月謝、遠征費、用具代がバカにならない…」
お子様がいる方は、経験がありませんか?
親の負担を減らすため、グラウンド整備や役員などが無い。ただその分お金を要求される。
こんな流れが今きていると勝手に考えています。
中学や高校の部活動は、ある程度学校から「部活動費」と言う物が支給されます。
また、ユニフォームや用具も個人持ちではなく学校が管理します。
そのため、経済的に苦しい家庭の子どもがスポーツや何か活動をするのに学校の部活動の存在が大きいのです。(父母会など保護者の負担は増えますが…)
もし、部活動(スポーツや文化活動)が完全に学校から切り離されたら、こんな部分で弊害が出るかもしれませんね。
正直、僕自身は活動の質の向上や教員負担軽減を考えると、学校と部活を切り離した方が良いと思います。
しかし、
「部活でしか見れない生徒の姿がある」「お金がない生徒は活動することも許されないのか」
そんな声が聞こえてきそうですね。文科省のみなさん、頑張ってください。
それでは。